暑い日が続くと、海に行ってレジャーなどを楽しみたいですよね!
まさにそういう楽しい時こそ危険がいっぱい!
毎年何件もの水難事故が起こっています。
そんな中でも特に危険な離岸流について徹底解説していきます!
離岸流とは?
浜や岸から沖の方へ向かって流れる海流のことで、その流速は毎秒2mに達する場合もあります。
毎秒2mはオリンピックの水泳選手が泳ぐ早さとほぼ同じです。(つまり離岸流に逆らっても戻ることはできません。)
離岸流は、海岸線のどこでも起こる可能性があり沖の方へ数十m~数百mになることがもあります。
幅は10~30m程度とあまり広くないのが特徴です。

離岸流はどこで起こりやすい?
そんな離岸流はどんなところで起きやすいのでしょうか。
- 海岸が外洋に面しているところ
外洋に面していると多くの海水が海岸に向かって入ってきます。その反面多くの海水が外洋に向けて進む為、離岸流が発生しやすくなります。 - 遠浅で海岸線が長いところ
- 波が海岸に対して直角に入る海岸
- テトラポッドや防波堤の周辺
これらの構造物の近くでは、波の流れが偏りやすく、強い離岸流ができることがあります。
対処法
対処法として、ポイントを押さえていきます。
1.焦らない
まずは、焦らない、パニックを起こさないことです。
海岸から離れた場所へ流されてしまうと、怖かったり、パニックになってしまいがちです。
しかし、そうなってしまうと体力の消耗や判断ミスが起こってしまいます。
予め知っていれば、焦ってパニックを起こす必要もなくなります。
2.岸に向かって泳がない
それでも、早く足の着く場所や岸にたどり着きたいと思ってしまうものです。
しかし、岸が近くに見えても離岸流に流されてしまったらプロのスイマーでもその流れに反して泳ぐことは困難です。流れに逆らって泳ぐとすぐに体力を消耗してしまいます。
3.岸に対して平行に泳ぐ
離岸流は上記した通り、向岸流と隣接して発生することが多いです。
海岸と平行に10m~30m程泳げば、離岸流から脱出し、向岸流に乗って楽に海岸に戻ってくることが出来ます。無理に離岸流に逆らうのではなく、仕組みを理解して冷静に対処しましょう。
4.浮いて待て
体力の消耗が激しい場合、無理に泳ぐのではなく、呼吸の取れる体勢で待ちましょう。
そうすれば、監視員や他の人に見つけて助けを呼んでもらう時間ができます。
検証映像
離岸流についての動画もありますので、確認してみてください。
まとめ
海は楽しい場所ですが、その反面危険もあります。
離岸流はその一つの例です。
正しい知識と対処方法で重大事故を防ぎましょう!
この文章が多くの人に見てもらい、理解して頂き、悲惨な事故が少しでも減ることを望みます。
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